夫:転勤が多い仕事でしたので、長く社宅暮らしが続きました。でも仕事が落着いたら、両親とここに住もうと考えていました。娘たちも大きくなってきたので、それぞれの個室もつくってあげたかった。以前ここには古い家があって「半分残して半分建替え」というような手法で新築しました。一戸建てを建てるというのも長年の念願でした。
夫:前の家のリフォームなども両親がお願いしていたそうで、
そのつながりですね。でも私たちとは直接の接点はあり
ませんので、新築即水嶋さんというわけではなかった
ですね。
夫:名古屋のハウジングセンターに行き、木造・鉄骨・鉄筋コンクリート、あらゆる家を見ました。大空間のある家が建てたかったものですから、鉄筋コンクリートかなとも思っていたのですがコストが高くなって しまう。耐震性は高いようでも割れてしまっては修繕しにくいというデメリットがあることも知りました。鉄骨は曲がってしまうことと結露が心配でした。いろいろ調べて行くうちに、木の家でも大空間は可能ということを知り木の家にすることにしました。
夫:私の疑問や調べたことについても丁寧に説明してくれて、わかりやすかったことですね。隠し事がなく、なんでもしっかり答えてくれました。信頼が生まれました。
妻:それに木造を「半分残して半分建替え」ですから、新築部分が鉄筋コンクリートではなんだか相性が悪そうですよね、なんとなく。
夫:「木は弱く、強い家は鉄筋」とういう概念が、調べれば調べるほど単なる思い込みのイメージにすぎなかったと知って、それでは水嶋さんにお願いしようということになりました。
夫:大空間で耐震をテーマに、柱を太くしてもらいました。
妻:玄関は広くしてもらいました。家を訪ねてくる方の多くは玄関までですから、そこをゆったりと広くすれば来た方にも応対する側もラクですから。あとは、おじいちゃんが油絵を描きますので100号の大きな 絵も掛けられる壁を玄関正面につくってもらいました。7人家族ですからリビング、キッチンをひろくしてもらいました。キッチンスペースを横に長くとったのは、複数の人間がキッチンに立てるようにしたかったからです。3人の娘たちが並んで手伝ってくれたらな~の期待を込めて。今のところ期待したほどはやってくれませんが・・・(笑)
夫:屋根裏までの高い吹抜のある大空間ですね。それと本を集めた部屋が欲しい。子どもたちにも本に親しんでほしいので。吹抜は家族の気配が感じられていいですね。
妻:洗面所は脱衣所以外にもつくりました。7人家族の朝は集中しますからね。
夫:何かあるたびにすぐ駆けつけてくれます。それも会社命令で義務的に来るのではなく、自分の仕事として対応してくれるのは気持ちいいですね。
妻:平面図からは建物の全体像が掴みにくいので、立体図とか3Dとかにして見せて欲しかったかな。それくらいでしょうか。
自分の仕事として、夫:最高。
妻:娘たちの部屋はそれぞれ6帖で2帖のクローゼットがあるのですが、自室に閉じこもらなくて、みんなリビングに集まってきます。気持のいいリビングは家族を惹きつけるチカラがあるんですね。